2012年7月15日日曜日

壬生義士伝

壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2) 」「壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3) 」読了。

新選組隊士吉村貫一郎の物語。幕末の時代、南部藩(岩手盛岡)を意を決し脱藩。そして、新選組として鳥羽伏見の戦いで薩長に敗れ、なんと脱藩した南部藩邸に逃げ込み、最後は腹を切る。彼にとっての義は、妻子を守ること。武士としての体裁は関係なく、周りから守銭奴と呼ばれようとも彼にとっての義を最後の最後まで貫き通した姿はすごい。吉村貫一郎生きざまを、彼だけではなく、彼と接した様々な人の回顧録という形で進行するストーリーがさらに面白さを増しました。

幕末ものは、坂本龍馬の一方からだけでなく、徳川、新選組、南部藩側からみるとさらに理解が増して勉強になるね~。貫一郎の自分の義を持ち、貫き通すこと、学びました。いつか、岩手盛岡行ってみたいものです。

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